はじめに
正直に言うと、俺はHuluを「映画専門サブスク」としては推してない。
映画の数ならU-NEXTに負けるし、オリジナル作品の熱量ではNetflixに勝てない。
でもなぜかHuluで観る映画って、粒がそろってて外れが少ないんだよ。
俺がこれまで観てきた中で「Huluで掘り出してよかった」って作品を5本紹介する。
俺の独断と偏見全開でいくから、映画評論家っぽい公平性は求めないでくれ。

1. 『ジョーカー』 ― ダークにぶっ刺さる一本
2019年の公開からもう時間は経ってるけど、今観ても全然古びない。
アーサーが追い詰められていく過程は、コロナ禍で社会の閉塞感を味わった俺らにはさらに刺さるんじゃないかと思う。
Huluの強みはこういう「すでに有名作だけど観る価値あるやつ」を安定的に揃えてくれるところ。
映画館で観た人も、配信で2回3回目を観直すと新しい発見があるんだよな。
2. 『パラサイト 半地下の家族』 ― 社会風刺がエグい
韓国映画の勢いを象徴する一本。アカデミー賞を総ナメしたのも納得の完成度。
Huluって意外と韓国映画・韓国ドラマが充実してて、母ちゃん世代は韓ドラ、俺は映画で楽しめる。
『パラサイト』はただの格差社会批判じゃなくて、エンタメとしても一級品。
観終わった後、必ず誰かと語りたくなる映画。
そういう「語れる映画」がHuluにはけっこうあるのが面白い。
3. 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 ― タランティーノ節炸裂
ブラピとディカプリオが並ぶだけで贅沢。タランティーノが描く60年代ハリウッドはノスタルジックで、映画ファンなら観て損なし。
Huluでこれを観られるのは正直ありがたい。
タランティーノって映画オタクをニヤつかせる小ネタをぶっ込んでくるから、2回目3回目で「あ、ここそういう意味か!」ってなる。
そういう深掘りに向いてるのが配信。Huluはそこそこ古いけど熱量のある作品を押さえてくれてる。
4. 『TENET テネット』 ― 難解でもう一回観たくなる
ノーラン作品の中でも一番頭を使うやつ。
映画館で一度観て「わけわからん」となった人は多いと思う。俺もそう。
でも配信でじっくり観直すと、「なるほどそういうことか」ってピースがハマっていく瞬間がある。
Huluでこれが観られるってのはけっこうデカい。U-NEXTに比べたら数は少ないけど、「ここぞ」の作品をちゃんと持ってきてる感じがするんだよな。
5. 『シン・ゴジラ』 ― 邦画の底力を再確認
やっぱり日本人として外せない一本。
エヴァの庵野監督がゴジラをどう料理するかってことで当時話題になったけど、今観ても新鮮。
特に政治パートが妙にリアルで、今の社会問題に通じる部分もある。
Huluはこういう邦画の扱いが地味に強い。日テレ系列ってこともあって、日本映画のラインナップに妙な安心感があるんだよな。
Huluの映画体験をまとめると…
Huluは「量で勝負するサービス」じゃない。
むしろ、数は少なくても「ちゃんと観る価値のある映画」をそろえてくる。
俺みたいに「U-NEXTでマニアックに漁る」「Netflixで最新オリジナルを追う」って人間にとって、Huluはサブの位置なんだけど、それでもときどき掘り出し物を当ててくるから外せない。
映画オタクにとってHuluは「毎日使うサービス」じゃない。
だけど「週末にちょっと良作を観たい」とか「家族と一緒に邦画や韓国映画を楽しみたい」って時にはちょうどいい。
まとめ
Huluで観られるおすすめ映画をまとめると:
- 『ジョーカー』
- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- 『TENET テネット』
- 『シン・ゴジラ』
ラインナップ全体の量ではU-NEXTに到底勝てない。
でも「外れが少ない」「話題性のある映画がそろってる」という意味では、映画好きも十分楽しめるサブスクだと思う。
俺の結論はシンプル。
「Huluは映画一本勝負では弱い。でも当たりを引いたときの満足度はデカい」。
映画を日常的に観るならU-NEXT、流行やオリジナルならNetflix。
でもHuluにはHuluで「ちょうどいい一本」がある。
だから俺はHuluも解約せずに残してる。
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